MOVIE

ゴールデンウィークに見てきた映画、「舟を編む」。
原作がよかったのと、松田龍平が主役なのとで、
きっとよい映画だろうと、無意識に期待が膨らんだ状態で出かけた。
結果、「いい映画だった」。
見終わって、「ああ、いい映画だったねぇ」とこぼしたくなる映画だった。
実際こぼしてみた。母もとなりで、同じフレーズを繰り返してくれた。
なにがよかったんだろうなぁ、と考えてみると
おそらく一番の理由は、映画のなかで流れている時間が
とても心地よい流れ方をしていたから、な気がする。
辞書をつくるのに、彼らは13年間かけた。
マジメが知識でしか知らない言葉を懸命に「使おう」とする様子や、
カグヤに毛筆で告白する過程、ただコツコツと用例採集する日常、
それらを丁寧に描くことで、2時間半の映画のなかで
自然に13年間の月日が流れていた。
それが出来るって、映画の醍醐味だよな、とおもった。
母はオダギリジョーの演技を絶賛してた。
わたしも、すごいなとおもった。
浮いてるのに浮かない、というか。かっこいいのに、かっこわるいというか。
相反する性質がいっしょくたに詰め込まれていて、一番人間味があった。
主演の松田龍平の動きがわたしは好きだった。
走り方とか首のもたげ方とか、座っているときの姿勢とか。
この人は毎回からだの動きで役をつくっているんだなぁ。
久しぶりに「いい映画だったねぇ」とこぼせる映画に出会えて
うんと、らっきーでした。









